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SACRAブログ

妊娠中の体重増加

2006.02.06役に立つ?情報

eee96141.JPG妊娠中の体重増加については、近年の赤ちゃんの出生体重の低下傾向との関連から、過度の制限が及ぼす悪影響の可能性を指摘した研究報告を新聞報道などで目にされた方もいらっしゃると思います。
ただこれは「過度な制限」の話であって、「適度な制限」は妊娠中毒症(今は妊娠高血圧腎症と名前が変わりました)の発生率を低下させ、また分娩のときのトラブルを少なくするのにも有用だと考えられています。
それではどれくらいが「適度」なのでしょうか。
皆さんはやせと肥満の基準である、ボディーマスインデックス(Body Mass Index:BMI)をご存じですか?これは体重(キログラム)を、身長(メートルに換算)で割って、もう一度身長(同じくメートルに換算)で割った値です。
学会でも議論はありますが、一般的には妊娠前のBMIによって以下の値が「適度な」体重増加とされています。

痩せの方:BMI18未満 10-12kgの増加
普通の方:BMI18-24  7-10kgの増加
肥満の方:BMI24以上  5-7kgの増加

だいたいの基準でいうと、
身長150cmの方は40.5kg未満で痩せ、54.0以上で肥満、
身長155cmの方は43.25kg未満で痩せ、57.7以上で肥満、
身長160cmの方は46.1kg未満で痩せ、61.4以上で肥満、
身長165cmの方は49.0kg未満で痩せ、65.4以上で肥満、
ということになります。

つわりが終わったらバランスの良い食事を心掛け、妊娠前の体重に応じた適度な体重
増加を心掛けてください。
ちなみ私の場合は、大学病院に勤務いている頃は正常と肥満のぎりぎりだったのです
が、運動量がおちているせいか最近BMIは増加傾向です。
そんなわけで、すこし体を動かそうを思っている今日この頃です。

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