2012.10.03連絡事項
昨年と同様の内容ですが、インフル予防接種の予約が開始されているようですので、すこし改変して再掲します。
1.予防接種
強く接種することを推奨します。
とても安全性は高いですが、残念ながら100%安全ではないため、最終的な接種の判断は自身で行ってください(ちなみに私自身も、私の家族も、SACRAのスタッフも全員接種の予定です)。
当院では接種を行いませんので、近隣内科でお願いします。
少量含まれる保存料に関しては、接種量が0.5ml とごく少量であるため、妊娠初期も含めて心配ないと考えられます。
接種のタイミングとしては、過去の感染状況(毎年1月頃がピーク)からは、接種後4~8週が抗体価のピークになることを勘案すると、11月中(12月初めくらいまでに)に接種するのが望ましいと思います。
またそれ以後の接種となるようでも、例年春先までインフルの流行は続きますので、効果は期待できます。
2.インフル症状が出た場合(38.5度以上の発熱・悪寒)
事前連絡なく当院に受診することは避けてください。
時間内なら近隣内科、時間外なら自治体の夜間休日診療所に受診し、インフルかどうかの診断を受けてください。
万一医療機関が見つからない場合は、当院に連絡ください。
3.抗インフル薬(タミフル・リレンザ)
もしインフルと診断された場合は、早期に抗インフル薬を服用してください。2年前の新型インフル流行の際、海外でインフルによる妊婦死亡が多数報告されています。
薬剤の安全性は100%とは言えませんが、リスクは高くはありません。
抗インフル薬服用のタイミングが遅れて万一重症化した場合には、母体(当然胎児も)死亡の危険もあります。
不明な点があれば、ご遠慮なくお電話やメールでお聞きください。
(医)平治会SACRAレディースクリニック院長 阪本義晴